「俺はちゃんとやってるのに、なんで文句を言われるんだろう」
そう感じているパパは多いと思います。でも実はこの認識のズレ、悪意や怠慢が原因ではありません。「家事の全量と、それぞれにかかる時間」が見えていないことが原因です。
東京都が2025年に実施した調査では、パパの自己評価は「3割やっている」が最多だった一方、ママから見ると「パパは1割以下」という回答が最多でした。この4割近いギャップはどこから生まれるのでしょうか。
なぜ認識のズレが生まれるのか
パパが「3割やっている」と感じる理由は単純です。自分がやっている家事は目に見えているからです。
ゴミ捨て・風呂掃除・休日の料理。これらをやっていれば「自分もちゃんとやっている」という感覚になります。
でもママから見ると違います。毎日の料理・洗濯・掃除・保育園の送迎準備・子どもの着替え・寝かしつけ・食材の管理・保育園との連絡…これらすべてをこなしながら、パパの担当分と比較しています。
問題は「何をやっているか」ではなく「何時間やっているか」が見えていないことです。
ゴミ捨ては週2回・各5分。毎日の料理は1日30〜60分。この時間の差が見えていないまま「タスク数」で比較するから、認識のズレが生まれます。
双子育児で実践した「時間で可視化する」分担術
我が家は双子育児というハードモードでしたが、夫婦間の不満はほぼゼロでした。理由は最初から「時間ベース」で家事・育児を可視化して分担したからです。
Step1:家事・育児の全タスクを書き出す
まずExcelですべてのタスクを棚卸しします。「名もなき家事」も含めて全部です。
- 料理・片付け
- 洗濯・乾燥・畳む・収納
- 掃除機・トイレ・風呂
- 保育園の準備・連絡帳
- 買い物・食材管理
- 授乳・ミルク・おむつ替え
- 寝かしつけ・夜間対応
- 病院・予防接種の管理
書き出してみると、ママが頭の中で管理していた「名もなき家事」の多さに驚くはずです。
Step2:各タスクにかかる時間を書く
1回あたりの時間と1日・1週間の頻度を書きます。
例えば「料理」なら「30分×3回/日=90分/日」、「ゴミ捨て」なら「5分×2回/週=10分/週」です。
タスク数ではなく時間で見ると、負担の非対称性が一目瞭然になります。
Step3:時間が均等になるように分担する
2人のトータル時間が同じになるように割り振ります。
これをやると「自分ばっかり」という感覚がなくなります。数字で見えているので感情論にならず、事実ベースで話せます。
認識のズレは悪意ではなく「情報不足」
パパが家事を少なくしかやっていないのは、怠けているわけではないケースがほとんどです。
家事の全量と、それぞれにかかる時間が見えていないからです。
見えていないものは、やろうという気持ちにもなりません。まず「全量を見える化する」ことが、夫婦の家事分担問題を解決する最初の一歩です。
まとめ
パパとママの家事認識ギャップを解消するために必要なことはシンプルです。
「タスク数」ではなく「時間」で家事・育児を可視化して分担する。
これだけで「自分ばっかり」という不満が生まれにくくなります。双子育児というハードモードでも夫婦関係を良好に保てたのは、この仕組みのおかげです。
夫婦の家事分担に悩んでいる方は、ぜひ一度Excelで全タスクの時間を棚卸ししてみてください。
育休中の夫婦の役割分担についてはこちらの記事も参考にどうぞ→育休離婚を回避できた理由【双子パパが実践した家事・育児の時間可視化術】
この記事を書いた人:コンサル勤務・双子育児中の父親。家事・育児の時間可視化で夫婦の認識ギャップをゼロにした実体験をもとに書いています。



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