男性育休取得体験談|パワハラされた双子パパが2ヶ月取得できた理由

共働き・育児

男性育休を取りたいのに、会社からプレッシャーをかけられて困っていませんか。 筆者は双子の誕生を機に育休取得を申し出たところ、組織長からパワハラを受けました。最終的には人事にエスカレーションして解決し、2ヶ月の育休を取得しています。 この記事を読むと、育休取得を妨害された場合に取るべき具体的な行動と、その結果がわかります。


育休取得の概要

  • 取得期間:生後0ヶ月〜2ヶ月(2ヶ月間)
  • 家族構成:双子+共働き夫婦(妻も育休取得済み)
  • 職種:コンサルタント(製造業×AI活用専門)

元々は3ヶ月取得する予定でした。しかし実際には2ヶ月になりました。その理由が、まさかのパワハラです。


パワハラとの戦い

育休取得を上司に相談したとき、アサイン(プロジェクト配置)を決める組織長からこう言われました。

「アサインに影響が出るから、3ヶ月は無理だ。2ヶ月にしないと評価にも影響する」

コンサルファームにはアサインという仕組みがあります。どのプロジェクトに配置されるかが収入やキャリアに直結するため、組織長の一言は非常に重いものでした。

正直、最初は「仕方ないか」と思いました。でも冷静に考えると、これは明らかにおかしい。育児介護休業法では育休取得を理由とした不利益取扱いは禁止されています。

迷いましたが、人事部にエスカレーションすることにしました。


人事エスカレーションで解決した手順

同じ状況に直面している方のために、実際にやったことを具体的に書きます。

STEP 1:言われた内容をそのまま記録する

「アサインに影響する」「評価にも影響する」という発言を、日時・場所・発言の内容をメモしておきました。証拠として残すためです。

STEP 2:育児介護休業法を自分で確認する

育休取得を理由とした不利益取扱いは法律で禁止されています。「法律違反である」という根拠を自分で理解した上で相談に臨みました。

STEP 3:人事部に事実をそのまま伝える

感情的にならず、「いつ・誰に・何と言われたか」という事実だけを伝えました。法律違反の可能性があることも併せて伝えました。

結果:組織長が懲戒処分(減給)を受けました。

現在もその組織長は同じポジションで働いていますが、処分後は態度が変わりました。2ヶ月の育休は予定通り取得できています。


育休の仕組みの複雑さ

パワハラ以外にも、育休の仕組み自体の理解が難しかったという印象があります。

申請方法・給付金の計算・会社独自の制度など、調べれば調べるほど複雑でした。「なんとなく取れるだろう」と思っていると、申請漏れや給付金の受け取りミスにつながる可能性があります。

特にコンサルのようにプロジェクトベースで動く職場は、育休中のアサイン調整を早めに始めないと迷惑がかかります。「育休を取ると決めたら即相談」が鉄則です。


これから男性育休を取る方へ

育休取得を検討している方に、実体験から3つアドバイスをします。

① できるだけ早く相談する

これが一番大事です。私は相談のタイミングが遅かったことで、組織長との摩擦が生まれました。育休を取ると決めたら、できるだけ早く上司・人事に相談して調整を始めましょう。

コンサルのようにプロジェクトベースで動く職場は特に、早めの調整が周囲への配慮にもなります。

② 育休の仕組みを事前に理解する

育休の申請方法・給付金の仕組み・会社の制度など、思った以上に複雑です。人事部に確認するか、厚生労働省のサイトで事前に調べておくことをおすすめします。

③ おかしいと思ったら声を上げる

育休取得を理由とした不利益取扱いは法律で禁止されています。「評価に影響する」「アサインに響く」などと言われたら、それはパワハラの可能性があります。

一人で抱え込まず、人事部や社内相談窓口に相談してください。声を上げることで状況は変えられます。私がその証拠です。


育休復帰後の職場の変化

復帰後の職場の雰囲気は、思ったよりずっと普通でした。

同僚からは温かく迎えてもらい、双子の写真を見せると「かわいい!」と声をかけてもらえました。育休に対してネガティブな反応はほぼゼロで、杞憂だったと感じています。

ただ、一つ伝えたいことがあります。

同僚が優しくても、上司に問題があれば育休は取れない。

今回の私のケースがまさにそれです。周囲の理解があっても、アサイン権を持つ組織長が一人反対するだけで、育休取得が難しくなります。

だからこそ、声を上げることが重要です。自分だけの問題ではなく、次に育休を取ろうとする後輩社員への影響にもなります。私が人事にエスカレーションしたことで、同じ組織長から同じ目に遭う人が一人でも減るなら、それだけで声を上げた価値があったと思っています。


まとめ

男性育休の取得は、まだまだハードルが高い職場も多いのが現実です。私自身もパワハラを受けて2ヶ月に短縮されるという経験をしました。

それでも、育休を取ったことに後悔は一切ありません。妻と2人で双子の新生児期を乗り越えられたことは、仕事では絶対に得られない体験でした。

迷っている方は、ぜひ早めに動いてみてください。

育休中の夫婦関係を守る方法についてはこちら→育休離婚を回避できた理由【双子パパが実践した家事・育児の時間可視化術】


この記事を書いた人:コンサル勤務・双子育児中の父親。男性育休取得の実体験をもとに書いています。


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