メーカー研究職から未経験コンサルへ転職した体験談|後悔した3つの判断

未経験でコンサル転職を考えている方は、「専門性は活きるのか」「ケース面接は何をすればいいのか」と不安を感じているはずです。コンサル歴数年・双子育児中の筆者も、メーカーの研究職から未経験でコンサルへ転職しました。この記事を読むと、当時の選考プロセスと、今振り返って感じる3つの後悔がわかります。応募約40社・選考期間3か月のリアルな記録です。

当時の状況:社会人3年目、専門性への焦りから動いた

転職活動を始めたのは社会人3年目のタイミングでした。メーカーの研究職として働く中で、「この専門性は今の会社でしか通用しないのではないか」という焦りが大きくなっていったことがきっかけです。

応募先は、戦略・総合系のコンサルティングファームに加えて、データサイエンスやデータ分析を専門とする企業も含めていました。研究職で培った分析的な思考が、データ分析系の業務と親和性が高いと考えたためです。

応募約40社・選考期間3か月のリアル

実際の活動量は次の通りです。

  • 応募社数:コンサル・シンクタンク系で約20社、データ分析系で約20社の合計40社前後
  • 選考にかかった期間:約3か月
  • 軸:明確に絞らず、コンサル系・データ分析系を幅広くエントリー

正直に言うと、これは「軸を決めて絞る」のではなく「数を打って、どこか受かればいい」というやり方でした。今振り返ると、この進め方には大きな後悔があります。

苦戦したのは面接:技術と「端的さ」の壁

書類選考やWebテストよりも苦戦したのは面接でした。理由は大きく2つあります。

1点目は、AIなどの技術トレンドについて問われる場面があったことです。研究職時代の専門領域とは異なる範囲の技術キャッチアップが急遽必要になり、十分な準備ができないまま面接に臨むことが何度もありました。

2点目は、受け答えを端的に返せなかったことです。研究職時代は、背景・前提条件から丁寧に説明する癖がついていました。しかし面接では「結論から簡潔に」が求められます。この切り替えがうまくできず、回答が冗長になってしまったことは、今でも明確な反省点として残っています。

後悔していること:軸を決めずに数を打ったこと

数を打てば、どこかしらの選考は通ります。実際、最終的にコンサルファームから内定を得ることができました。

しかし、当時のケース面接対策は簡単なものしか行っておらず、結果として「偶然受かった」という側面が強いと感じています。

もし軸を決めて応募先を絞り、その分ケース面接対策や企業研究に時間をかけていれば、もっと多くの企業から内定を得られた可能性が高いと思っています。数を打つやり方は、一見「選択肢を広げている」ように見えて、実際には1社あたりの対策の質を下げてしまうトレードオフがあるのです。

今のコンサル市場で同じやり方が通用するか

ここが今回いちばん伝えたいポイントです。

当時はケース面接対策が薄くても通過できましたが、現在のコンサル市場は採用が飽和しており、各社の採用数も以前より絞られている状況です。つまり、当時の筆者のような「簡単な対策で偶然受かる」確率は、今はさらに低くなっていると考えられます。

これからコンサル転職を目指す方には、次の2点を強くおすすめします。

  1. 応募先の軸(業界・職種・専門性の活かし方)を最初に決める
  2. 絞った分、ケース面接対策・企業研究に時間を集中投下する

「数を打てば当たる」時代は終わりつつある、というのが、当時を振り返った筆者の結論です。

専門性が活きる、は思っていたのと違った

転職前は「研究職で培った分析スキルが、データ分析系の業務でそのまま活きるはずだ」と考えていました。しかし、コンサルに入ってから感じたのは、そのギャップでした。

分析手法そのものは、結局のところ誰がやっても似たようなアプローチに行き着きます。むしろコンサルの方が、組織として高度な分析を実施できる環境が整っています。つまり「分析スキル」という専門性は、思っていたほどの差別化要因にはなりませんでした。

逆に活きたのは、メーカーでの実務経験そのものでした。製造現場のオペレーションや事業構造を肌感覚で理解していることは、コンサルの現場で意外なほど評価されます。「専門知識」よりも「現場を知っている」ことの方が、未経験転職においては強みになる、というのが実感としての発見でした。

まとめ

メーカー研究職からコンサルへの転職は、専門性への焦りをきっかけに、応募数十社・選考期間3か月という「数で勝負」のやり方で実現しました。ただし軸を決めずに数を打ったことで、対策が薄くなり、結果的に「偶然の内定」になってしまったことは大きな反省点です。

特に、コンサル市場の採用が飽和している今、同じやり方では通用しにくくなっています。次の記事では、この反省を踏まえた「内定までのスケジュールと選考ステップの詳細」を解説します。

転職活動では、自分以外の人がどんな選考を受け、どんな評価を得ているのかを知ることも参考になります。実際の選考体験談や口コミを多数掲載している「ワンキャリア」では、コンサル業界の生々しい選考情報を確認できます。

もし「自分の場合はどうなんだろう」と気になった方は、まず無料の初回面談で相談してみるのもおすすめです。コンサル特化の「MyVision」では、転職するかどうかが決まっていない段階でも、模擬面接やケース面接対策を含めて無料で相談できます。実際にどう動くかは、話を聞いてから自分で判断すれば十分です。

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