AIに代替されるコンサルと生き残るコンサルの違い【今すぐ動くべき理由】

コンサル・キャリア

「情報を集めて資料にまとめる仕事は、もうAIでいい」

今日(2026年3月27日)、ダイヤモンド・オンラインにそんな内容の記事が掲載されました。タイトルは「AIで要らなくなるコンサルと、AIに勝てるコンサルの決定的な違い」。コンサルタントとして働いている人間にとって、読んでいてグサグサと刺さる内容です。

私自身コンサルとして働いているので、人ごとではありませんでした。この記事を読んで、「自分はどちら側にいるか」と問い直すきっかけになりました。

今回はその記事の論点を踏まえながら、AI時代のコンサルタントに求められるものは何か、そして今の自分のキャリアをどう動かすべきかを考えます。


「要らなくなるコンサル」の共通点

記事の中で、戦略コンサルタントの望月安迪氏はこう指摘しています。コンサルタントが「Web検索を頑張りました」と言っているだけでは、クライアントにとって何の価値もない、と。

調査してわかったことを整理してまとめる。それ自体は仕事に見えますが、生成AIが同じことを数分でやる時代に、その作業を人間が時間をかけてやる意味はどこにあるのか。

「ファクトを集める力」はAIに勝てません。これはもう前提として受け入れるしかない現実です。

コンサルタントが危ういのは、この「調査・整理・資料化」の部分に自分の仕事の満足感を置いてしまっているケースです。それが得意、それがうまくできる、という自己評価のまま動いていると、AIが普及するほど自分の価値が相対的に下がっていく。


「AIに勝てるコンサル」に共通するもの

では生き残る側はどう違うのか。記事が指摘するのは「示唆を取り出す力」と「探究心(Inquisitive mind)」です。

ファクトを集めるだけでなく、そこからクライアントがまだ知らない、でも本来知るべき示唆を引き出せるか。これがコンサルタントとしての本質的な価値だという話です。

建築家のたとえが印象的でした。カタログ通りの家を提示するのは建て売りと同じ。相談した家族のライフスタイルや個性を形にしてこそ、プロに頼む意味がある。コンサルも同じで、教科書の一般論を言い換えるだけでは「コンサルを雇う意味があるのか」と思われる。

コンサルタントとして「その人にしか出せない固有解」を持てているか。そこが問われています。


コンサルとしての「自分の価値」を棚卸しする

この記事を読んで、私が最初に思ったのは「自分の仕事のうち、AIに置き換えられる部分はどこか」という問いでした。

正直に言うと、日常業務の一定割合は情報収集・資料作成・議事録整理などで占められています。これらはAIが得意な領域です。では残りの部分——クライアントの状況を読んで、問いを立て直して、独自の切り口を提示する部分——に自分はどれだけの時間と質を使えているか。

そう考えると、自分のキャリアの「現在地」を改めて確認しておく必要があると感じました。


コンサルとして差をつけるための具体的な方向性

「示唆を出す力」は抽象的に聞こえますが、その力を支えるものは具体的なスキルや経験の積み重ねです。

ひとつはドメイン知識の深さです。特定の業界・テーマに対して、AIが一般論として出せない「この業界・このクライアント固有の文脈」を持てるかどうか。幅広く何でも知っているより、ある領域で「この人に聞けばわかる」と思われる存在になることが、AIとの差別化になります。

もうひとつはデータを読む力です。前回の記事でも書きましたが、ファクトを整理するのはAIに任せるとして、そのデータから「なぜこうなっているのか」「この先どう動くか」を読み取る力は、現場経験と仮説思考の掛け算です。AIに渡す問いの精度を上げるのも、AIに問いを立てさせるのではなく人間が行う部分です。

そしてクライアントとの関係構築力です。信頼関係があるからこそ、クライアントが「本当は言いにくいこと」を話してくれる。その情報があってこそ、表面的な課題の裏にある本質的な問いを立てられる。これはAIが代替できない、人間の仕事の核心部分です。

この3つのどこに自分の強みがあるか——それを言語化できているコンサルタントは、AI時代に焦らずにいられます。逆に言えば、今それが言語化できていないなら、今すぐ考え始めるべきだと思っています。

「AIに負けないコンサルになるために何をすべきか」を考えるとき、一人で考えていると視野が狭くなりがちです。

私が参考にしているのが、コンサル業界に特化した転職エージェントへの相談です。転職を決めていなくても、「今の自分の市場価値がどこにあるか」「業界でどんなスキルが求められているか」を知ること自体が、キャリアの棚卸しになります。

マイビジョンは、BCG・デロイト・PwCなどのコンサルファーム出身者がアドバイザーを務める、コンサル業界特化の転職エージェントです。累計支援実績8,000名以上、200社以上のコンサルファームとのネットワークを持ちます。

特徴的なのは、アドバイザー全員がコンサル出身または支援実績のある専門家で構成されている点です。「転職したい」というより「自分のキャリアを客観的に見たい」という段階でも相談しやすいのが魅力で、初回面談では転職時期やスキルのヒアリングから始めてくれます。

コンサルという仕事の価値が問い直されている今、自分の強みが市場でどう評価されているかを確認しておくことは、動くかどうかにかかわらず意味があると思っています。


まとめ

AI時代に「要らなくなるコンサル」と「生き残るコンサル」の差は、スキルの差ではなく思考の深さの差だと感じています。ファクトの整理で満足している人と、そこからクライアント固有の示唆を取り出すことに集中している人。この違いは、今はまだ見えにくくても、AIが普及するほど拡大していくはずです。

今の自分がどちら側にいるか、一度立ち止まって確認することをおすすめします。転職エージェントへの相談は無料ですし、「自分の今の価値を知る」だけでも十分な意味があります。


本記事はアフィリエイトリンクを含みます。 参考:「AIで要らなくなるコンサルと、AIに勝てるコンサルの決定的な違い」ダイヤモンド・オンライン(2026年3月27日配信)

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