未経験コンサル転職、複数内定での年収交渉のリアル

未経験でコンサル転職を考えている方の中には、「年収交渉って実際どうやるの?」「複数内定があったらどう動けばいいの?」と気になっている方も多いはずです。コンサル歴数年・双子育児中の筆者が、実際に行った年収交渉の進め方を、エージェントとのやり取りも含めて解説します。

年収交渉は「複数内定が揃ってから」動いた

年収交渉は、内定が出てすぐに動いたわけではありません。複数社から内定が出たタイミングで、それぞれの条件を比較しながら交渉を進めました。

1社だけの内定の状態では、交渉できる材料が限られます。複数の内定を比較できる状態になって初めて、「他社はこの条件だが、御社はどうか」という形で交渉の余地が生まれます。在職中に応募社数を増やしていたことが、結果的にこの「複数内定を比較しながら交渉する」という動き方につながりました。

「最低ライン」を先に決めておく

交渉を始める前に、「最低限これだけは欲しい」という年収のラインを自分の中で決めていました。

このラインは、現職の年収を下回らないことを基準にしたわけではありません。「自分が転職先に求めたい年収」を基準として最低ラインを設定していました。現状維持ではなく、自分が達成したい水準を起点に置く、という考え方です。

この最低ラインを基準にして、他社の条件も見ながら、じりじりと条件を詰めていく形で進めていきました。最初から強気に高い金額を提示するのではなく、最低ラインを下回らないことを軸にしながら、状況に応じて交渉していくイメージです。

エージェントへの伝え方:最低ラインを明確に伝えて調整してもらう

エージェント(リクルートエージェント)には、「最低限これだけは欲しい」という金額を明確に伝え、その金額をベースに企業側との調整をしてもらっていました。

自分で直接企業と年収交渉をするのではなく、エージェント経由で希望条件を伝え、調整を依頼するという形です。エージェントが間に入ることで、直接言いにくい条件面の交渉も伝えやすくなります。

年収を上げる交渉には「根拠」が必要

年収交渉で意識していたのは、「年収を上げてほしい」と伝えるだけでは不十分で、その金額を裏付ける根拠が必要だということです。

具体的には、現職においてその年に昇進・昇格などで年収が上がる見込みがあることを事前に伝え、その情報を年収交渉の根拠として使っていました。「現職でもこれだけ年収が上がる見込みがある」という情報があることで、転職先の提示額についても、その水準を踏まえた調整を依頼しやすくなります。

交渉の結果:最低ラインぎりぎり+サインオンボーナスでの帳尻合わせ

実際の交渉結果としては、年収自体は最低ラインぎりぎりでした。そして、現職の年収と最低ラインとの差額分は、サインオンボーナスという形で補填してもらう形になりました。

正直に言うと、サインオンボーナスという仕組み自体、転職前は知りませんでした。コンサル業界に詳しいわけではなかったため、年収提示を受けた段階で初めてこの仕組みを知ることになりました。

それでも、未経験での転職であることを踏まえると、現職とほぼ同水準の年収を維持できたこと自体はポジティブに捉え、特に問題なく受け入れました。未経験転職で前職と同水準の条件を維持できるのであれば、十分に納得できる結果だと考えています。

ここで意識しておいてほしいのは、サインオンボーナスはあくまで「初年度だけの一時金」だということです。年収本体ではなくサインオンボーナスで帳尻を合わせた場合、翌年以降に同じグレード・等級のままだと、サインオンボーナス分が単純に消えてしまうことになります。つまり、2年目以降は実質的に年収が下がる形になりかねません。

筆者の場合は、その後すぐに昇進できたため、最低ラインを下回る事態にはなりませんでした。ただし、これは結果論です。サインオンボーナスで条件面の帳尻を合わせている場合は、「翌年度以降の年収がどうなるか」も含めて、交渉の段階から意識しておくことをおすすめします。

まとめ

未経験コンサル転職における年収交渉は、内定が出てすぐではなく、複数の内定が揃ってから比較しながら進めました。事前に「最低限これだけは欲しい」というラインを決め、それを基準にエージェント経由で調整を依頼する、という流れです。

また、年収を上げる交渉には根拠が必要で、現職での昇進・昇格による年収アップの見込みを事前に伝え、それを交渉材料として活用していました。年収交渉を考えている方は、複数内定を比較できる状態を作ること、最低ラインを決めておくこと、交渉の根拠を準備しておくこと、そしてサインオンボーナスで帳尻を合わせる場合は翌年度以降の年収もあわせて確認しておくことを意識してみてください。

特に複数内定を比較しながら年収交渉を進めたい場合、自分の経験がどの程度の年収レンジで評価されるのかを、早い段階で把握しておくと判断材料が増えます。「コンコードエグゼクティブグループ」は、非公開求人や経営幹部への推薦ルートを持つハイクラス特化のエージェントで、現時点での市場価値を相談だけでも確認できます。

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