双子育児では、「おもちゃの取り合い」や「2人の成長スピードの違い」など、双子特有の悩みに直面する場面があります。コンサル歴数年・双子育児中の筆者が、まだ大きなケンカには発展していない現状を踏まえつつ、コンサルの考え方を使って、これらの問題をどう整理できそうか考えてみました。
①おもちゃの取り合い:コンサル的には「リソースの奪い合いは差別化で回避する」
コンサルの仕事では、限られたリソース(人・予算・時間)を複数のプロジェクトが奪い合う状況がよく起こります。このとき、単純に同じリソースを増やすのではなく、各プロジェクトの役割を「差別化」することで、奪い合い自体を起きにくくするという考え方をします。平たく言うと、「同じものを複数用意するのではなく、それぞれに違う役割(おもちゃ)を与える」ということです。
新しいおもちゃを1つだけ買うと、双子の間で奪い合いが起きることがあります。これに対して、「同じおもちゃをもう1つ買う」という対応は、一時的には解決しますが、コスパが悪くなってしまいます。そこで、最初から「違う種類のおもちゃを2つ買う」ようにすれば、それぞれが自分のものに集中でき、奪い合い自体が起きにくくなるのではないかと考えています。
現状はまだ自我がはっきり分かれる前の年齢のため、おもちゃを選ぶ基準は「2人とも興味を持ちそうなもの」をベースにしています。これは、コスパを優先した選び方でもあります。今後、もう少し自我が育ってくると、例えばどちらが戦隊ヒーロー・ウルトラマン・仮面ライダーのどれを好きになるか、あるいはプラレールとトミカのどちらに興味を持つか、というように、好みの違いがはっきり出てくると考えています。そうなった段階で、それぞれの好みに合わせて違う種類のおもちゃを選んでいく、という形に切り替えていくつもりです。最初から無理に違いを作るのではなく、自然な好みの分化に合わせて「差別化」を進めていく、という考え方です。
②成長スピードの違い:コンサル的には「ベンチマークではなく個性として見る」
コンサルの仕事では、複数のプロジェクトや人材を、単純に同じ指標で比較する(ベンチマークする)のではなく、それぞれの強み・特性を踏まえて評価する、という考え方が重要になります。平たく言うと、「同じ基準で優劣をつけるのではなく、それぞれの個性として見る」ということです。
双子であっても、運動能力や言葉の発達などの成長スピードは、それぞれ違います。これを「どちらが早いか・遅いか」という比較で見てしまうと、苦手な方にとってはマイナスの評価になってしまいます。そうではなく、「これはこの子の個性・強み」として捉えることで、比較ではなく、それぞれの良さに目を向けられるのではないかと考えています。
③お互いの真似:コンサル的には「ベストプラクティスの共有」
コンサルの仕事では、あるプロジェクトでうまくいった方法(ベストプラクティス)を、他のプロジェクトにも共有することで、全体のレベルを上げていくという考え方があります。平たく言うと、「片方ができるようになったことを、もう片方も真似して、結果的に2人とも伸びる」ということです。
実際に、双子のうち片方が何かをできるようになると、もう片方もそれを真似して、できるようになることがあります。これは、お互いにとって良い刺激になっていると感じています。比較してどちらが優れているかを気にするのではなく、「お互いに学び合っている」というポジティブな側面として捉えることができそうです。
④ケンカが起きたとき:コンサル的には「なぜ起きたかの原因を考える」
コンサルの仕事では、問題が起きたときに、その場の対応だけでなく、「なぜその問題が起きたのか」という原因を考え、再発防止につなげるという考え方をします。平たく言うと、「ケンカが起きたら、その場をなだめるだけでなく、なぜケンカになったのかを考えてみる」ということです。
今のところ、大きなケンカというよりは、おもちゃの取り合いのような小さな衝突が中心です。今後ケンカが増えていく中でも、「またケンカした」とその場だけで片付けるのではなく、「何が原因だったのか」を考えることで、①で触れたような事前の工夫(おもちゃの選び方など)につなげていけるのではないかと思っています。
まとめ
双子のケンカ・比較問題について、コンサルの考え方を当てはめて整理してみました。おもちゃの取り合いには「差別化によるリソース配分」、成長スピードの違いには「ベンチマークではなく個性として見る」視点、お互いの真似には「ベストプラクティスの共有」というポジティブな捉え方、ケンカへの対応には「原因分析」という考え方が使えそうです。
比較ではなく、それぞれの個性を尊重しながら、のびのびと成長していけるような向き合い方を、これからも意識していきたいと思っています。


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