「家事代行って、お金持ちが使うサービスでしょ」
正直、ずっとそう思っていた。共働きで双子育児をしながら、家事は自分たちでなんとかするもの。そういう固定観念があった。
でもあの胃腸炎で家族全員がダウンした経験が、その考えを完全に変えた。
この記事では、家事代行を初めて使った体験と、使ってみて気づいた「価値の本質」を書く。
家事代行を頼もうと思ったきっかけ
家族全員が胃腸炎でダウンしたとき、最もきつかったのは体調不良そのものではなかった。
動けない状態で、家の中が荒れていくのを見ていることだった。
嘔吐物の処理跡、散らかった洗濯物、シンクに積まれた食器。自分が動けない間も、家は容赦なく汚れていく。回復しかけたタイミングで目に入る荒れた家の状態が、地味に精神的なダメージになった。
「こういうときに外注できたら、どれだけ楽だったか」と強く思った。
それが家事代行を真剣に検討するきっかけになった。
実際に使ってみてわかったこと
初めて家事代行を使ったのは、掃除のサービスだった。
依頼したのは主にリビング・キッチン・浴室の掃除。双子がいると、床の食べこぼしや細かい汚れが日常的に発生する。毎日拭いているつもりでも、細部の汚れは蓄積していく。
プロが来て掃除した後の家を見て、正直驚いた。
自分では「掃除してある」と思っていた場所に、気づいていなかった汚れが残っていた。冷蔵庫の下、洗面台の排水周り、窓のサッシ。プロの目線で見ると、自分の掃除では届いていない場所がある。
ここに家事代行の本質的な価値がある、と感じた。
「自分ではやっているつもり」の部分を、プロが補完してくれる。
時間の節約はもちろんだが、それ以上に「質の底上げ」ができる。これは自分だけでは達成できないことだ。
共働き・双子育児家庭に家事代行が刺さる理由
一般的な家事代行の導入理由は「時間の節約」だ。確かにそれも正しい。
ただ、双子育児家庭の場合、もう一つの理由が大きい。「夫婦どちらかが倒れたとき、もう片方も動けないリスクがある」という点だ。
一般的な家庭なら、片方が体調を崩してももう片方がカバーできる。しかし双子育児は、子どもが2人同時に体調を崩すことが多く、夫婦両方の稼働が子どものケアに取られる。そのとき家事は完全に止まる。
家事代行は「普段の時短」のためだけでなく、「有事のセーフティネット」としての役割も持つ。緊急時に頼める業者を事前に登録しておくだけで、いざというときの選択肢が一つ増える。
費用対効果の考え方
家事代行の相場は1時間あたり2,500〜4,000円程度。月1回2時間利用で5,000〜8,000円前後になる。
コンサルの仕事で使うフレームワークで言えば、「時間単価×浮いた時間」で考えるのがシンプルだ。
2時間の掃除を外注することで、夫婦合計4時間が浮く。その時間を子どもとの時間・自分のリカバリー・仕事の準備に使えるとしたら、月8,000円は決して高くない。さらに、プロによる「質の底上げ」という付加価値まで含めると、費用対効果は十分に出る。
家事代行サービスの選び方
初めて使うなら、まずスポット利用(1回だけの依頼)から始めるのがいい。試してみて自分に合うと感じたら定期利用に移行する流れが現実的だ。
サービスによって対応エリアが異なるので、まず自分のエリアに対応しているかを確認する。料金は1時間あたり2,500〜4,000円が相場で、交通費が別途かかるケースもある。
家の中に入ってもらうサービスなので、研修制度が整っているか、損害保険に加入しているかを確認すると安心だ。双子育児家庭の場合、急な体調不良時にも対応できるよう、予約の柔軟性が高いサービスを選ぶのがポイントだ。
まとめ
「家事代行はお金持ちのサービス」という思い込みは、捨てていい。
共働きで双子育児をしながらすべての家事を完璧にこなすのは、構造的に無理がある。外部サービスをうまく使いながら、家族の時間とエネルギーを守ることが、長期的に見て合理的な判断だ。
特に双子育児家庭は、有事の際の「保険」として家事代行を登録しておくことを強くすすめる。
この記事を書いた人:製造業・AI活用専門のコンサルタント。双子育児中のパパ(いけぽん)。育休中にブログ「twins-work-life.com」を本格始動。


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