双子育児中の共働き家庭では、「家事・育児のタスクを、どうやって夫婦で分担するか」が大きな課題になります。コンサル歴数年・双子育児中の筆者が、特別なタスク管理ツールを使うのではなく、Excelで作った時間割によって「家事が回り始めた」と感じた経験を紹介します。
特別なツールは使わず、Excelで時間割を作った
家事・育児の分担にあたって、何か特別なタスク管理ツールを導入したわけではありません。やったことは、Excelで「やること」を一通り棚卸しし、時間単位でどちらが何を担当するかをまとめた時間割・予定表を作ることでした。
朝の時間帯、夕方から夜の時間帯など、1日の中の時間帯ごとに、「この時間はこの家事・育児を、誰が担当するか」を一覧化しました。具体的には、朝食準備・夕食準備・お風呂・寝かしつけといった項目を時間帯ごとに並べ、それぞれに担当者を割り振る形です。特別なシステムではなく、ごく普通のExcel表ですが、これを作ったことで、その後の家事の回り方が大きく変わったと感じています。
時間割を作ったきっかけは、特に大きな揉め事があったというわけではなく、「時間割を作った方が、お互い動きやすくなるのではないか」と感じたことでした。なんとなくの感覚で分担を進めるよりも、最初に一覧化して見える状態にしておく方が、結果的にスムーズに動けると考えたためです。
時間割は、保育園がある平日用と、休日用の2パターンを作っています。休日はお出かけなどで予定が変わりやすいため、平日用の時間割ほど厳密には運用していません。ただし、休日であっても、起床から朝食までの流れと、就寝時間だけは平日と揃えるようにしています。夕食の時間も、できるだけ平日と近い時間帯に設定しています。お風呂については、お出かけの予定などに応じて、早めに済ませてしまうなど、その日の状況に応じて柔軟に判断しています。つまり、1日の「始まり」と「終わり」は固定し、日中の動きは状況に応じて柔軟に対応する、という形です。また、時間割には子どもの家事・育児だけでなく、夫婦自身の予定(お風呂・食事のタイミングなど)も含めて書き込むようにしています。子ども中心の予定だけでなく、自分たち自身の時間も一覧の中に組み込んでおくことで、1日全体の動きをイメージしやすくなると感じています。
一番変わったのは「誰がやるかが明確になった」こと
時間割を作って一番良かったと感じているのは、「この家事は誰がやるのか」が明確になったことです。
時間割を作る前は、「空いている方がやる」という暗黙のルールで進めていました。しかし、これは一見柔軟に見えて、実際にはうまく機能しないことが多いと感じています。「空いている方」という基準は、お互いの状況によって変わるため、結局「自分は今やるべきなのか、相手がやるべきなのか」が曖昧になり、誰も着手しない時間が生まれたり、逆に2人とも同じことを気にして声をかけ合うような場面が出てきたりします。
時間割によって、「この時間帯のこの家事は、自分が担当する」という形で、あらかじめ担当を固定したことで、こうした曖昧さがなくなりました。「空いている方がやる」のではなく、「決まっている方がやる」という状態になったことが、家事が回り始めた一番の理由だと感じています。
それでも難しい場合は、担当を入れ替える
担当を固定したとしても、その日の状況によって「どうしてもこの時間は対応できない」ということは起こります。そうした場合は、無理に固定したルールを守ろうとするのではなく、その都度、夫婦で担当を入れ替えるようにしています。
ポイントは、「基本は固定の担当を決めておき、難しい場合だけ柔軟に入れ替える」という順序です。最初から「状況に応じて柔軟に」としてしまうと、結局「空いている方がやる」と同じ状態に戻ってしまいます。まずは責任の所在をはっきりさせ、例外的な場合にだけ調整する、という形にしておくことが重要だと感じています。
まとめ
特別なタスク管理ツールを使わなくても、Excelで時間割・予定表を作り、家事・育児の担当を時間帯ごとに固定するだけで、家事の回り方は大きく変わりました。
「空いている方がやる」という曖昧なルールから、「決まっている方がやる」という明確なルールに変えたことが、最も効果が大きかったポイントです。難しい場合だけ柔軟に担当を入れ替える、という形にしておくことで、ルールを保ちながら現実的な運用ができています。同じように家事・育児の分担に悩んでいる方は、まずは1日の時間割を作り、担当を決めてみることから始めてみてください。


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