未経験コンサル転職の振り返り|やって良かったこと3つと後悔4つ

未経験コンサル転職を考えている方は、「実際に転職活動をした人は、何が良くて何を後悔しているのか」が気になるはずです。コンサル歴数年・双子育児中の筆者が、メーカー研究職から未経験でコンサルへ転職した経験をもとに、良かった点を3つ、後悔した点を4つ整理しました。これから転職活動を始める方が、同じ失敗を避けるための参考になれば幸いです。

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やって良かったこと3つ

1. 自分が知らなかった企業・業界を知れた

応募社数を増やしたことで、それまで名前すら知らなかった企業や、存在を知らなかった業界に触れる機会が大きく増えました。

転職活動を始める前は、自分の視野の中にある「知っている会社」だけで選択肢を考えがちです。しかし実際に求人を調べ、応募していく過程で、想定していなかった選択肢が次々と見つかりました。これは、応募数を絞っていたら得られなかった気づきです。

2. 業界・企業を比較分析できた

複数の業界・企業を並行して見ることで、「この業界はこういう構造になっている」「この企業はこういうポジショニングを取っている」という比較分析ができました。

コンサルという仕事は、業界構造や企業のポジショニングを分析する場面が多くあります。転職活動を通じて様々な企業の情報に触れたこと自体が、結果的にその後の仕事につながる視点を養う機会になっていたと感じています。

3. 場数を踏めたこと

選考を多くこなしたことで、単純に「場数」を踏むことができました。

面接は場数を踏むほど、緊張せずに自分の考えを話せるようになります。最初の数社では緊張で本来の実力を出し切れなかったとしても、後半の選考では落ち着いて受け答えができるようになっていきました。これは、応募数を増やしたからこそ得られたメリットです。## 後悔したこと4つ

1. 軸を決めずに数を打ったこと

良かったことの裏返しでもありますが、最初に「軸」を決めずに進めてしまったことは大きな後悔です。

軸がないまま数を打つと、1社あたりにかけられる対策の時間が薄くなります。結果的に、内定を得たコンサルファームについても「対策が十分だったから受かった」というより「偶然受かった」という側面が強く残りました。

2. 結論ファーストで話す訓練が不足していた

研究職時代は、背景・前提条件から丁寧に説明する話し方が染みついていました。しかし面接では「結論から簡潔に」が求められます。

この話し方の切り替えを、選考が始まってから付け焼き刃で対応しようとしたことが反省点です。本来であれば、選考が始まる前から結論ファーストで話す練習をしておくべきでした。

3. 技術トレンドのキャッチアップを後回しにしていたこと

選考が進む中で、AIなどの技術トレンドについて問われる場面が複数回ありました。研究職時代の専門領域とは異なる範囲の知識が必要になり、その都度慌ててキャッチアップする状況になっていました。

転職活動を始める前から、業界全体のトレンドを継続的にインプットしておけば、選考中にあわてることはなかったはずです。

4. 年収交渉、結局そこまで大きくは動かなかった

年収面では、転職エージェント(リクルートエージェント)に依頼して、前職と同水準を維持できるよう調整してもらいました。

ただし正直なところ、コンサルへの転職で年収が大きく上がるということはありませんでした。理由は2つあると考えています。1つは社会人3年目という経験年数の短さ、もう1つは前職での実績・人間関係を考慮した結果です。

「未経験転職=年収アップ」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、現職での経験年数が浅い段階での転職では、年収は「維持できれば御の字」というのが実感としての結論です。これは後悔というより、当時の状況を踏まえると致し方なかった、という整理をしています。

まとめ

転職活動で「やって良かったこと」は、知らない企業・業界を知れたこと、業界・企業を比較分析できたこと、場数を踏めたことの3つです。一方で「後悔したこと」は、軸を決めずに数を打ったこと、結論ファーストで話す訓練が不足していたこと、技術トレンドのキャッチアップを後回しにしていたこと、そして年収面での期待値調整が甸かったことの4つでした。

数を打つこと自体は視野を広げる上でメリットがあります。ただし、その中でも最低限の軸とコミュニケーションの型、そして年収に対する現実的な期待値は、選考が始まる前に整理しておくことをおすすめします。

特に年収については、「未経験転職だから上がるはず」という期待だけで動くと、選考後に条件面でのミスマッチを感じやすくなります。経験年数や前職での実績を踏まえて、現実的なラインを最初に把握しておくことが、結果的に納得感のある転職活動につながります。

「軸を決めずに数を打った」という今回の反省を踏まえると、まずは自分の市場価値や向いている軸を客観的に整理してもらうところから始めるのも一つの手です。コンサル特化の「MyVision」では、転職を決めていない段階からの無料相談が可能で、ケース面接対策や職務経歴書添削も含めて話を聞けます。そのうえで進めるかどうかは、自分のペースで判断すれば問題ありません。

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マッキンゼー・BCGなどへの未経験コンサル転職と、コンサル出身者のポストコンサル転職に強い。日本ヘッドハンター大賞コンサル部門初代MVP受賞。

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